| 農作物の病害虫防除は、殺虫効果が速効的で、かつ短時間のうちに農作物の防除が確実に行なえるように、毒性が強く、効力の高い殺虫殺菌剤が広く使用され、今日まで全面的に農薬に依存した防除体制がとられてきた。
しかし最近、農薬の多用は農産物への農薬残留や農薬公害などの社会問題まで引き起し、また、農家の労力不足や農産物価格低下等の見地から、省力的で経済的な防除体制の確立が望まれるようになり、ここに農薬によらない効果的防除手法や手段の開発が急がれるようになった。 電灯照明による害虫防除もこうした背景にあって、再び病害虫の防除に広くとり入れられようとしている。本書は青色けい光誘が灯を中心に、構造や設置方法、保守点検などについて説明し、さらに最近、が類を淡水魚の飼料にすれば、労力が省けるとともに飼料費も安くつくので、養魚にも使用されるなど用途も次第にひろまっているため、こうした使途についても触れて記述し、農産物の増収、品質向上のための参考に供したいと思う。
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