| 近年、わが国における養豚の規模拡大は順調に進展しているが、これにともない豚舎と付属設備への新規投資は急激に増加している。しかし、なかには未熟な指導によるものや設計施行が不適当なため、環境管理や作業能率がわるく、投資効果のじゅうぶんあがっていないものがみられる。養豚の生産性を高め、その健全な発展をはかるためには、投下資本の効率化と省力効果を高めるような合理的な豚舎を建設する必要がある。
合理的な豚舎とは、建物とそれに必要な付属設備や管理器具が適切に組合わされたものでなければならない。したがって、豚舎を計画し設計を進めるに当っては、一定の体系にのっとり科学的な板拠に基づいて作業を進める必要がある。そこで、今後、育成すべき標準的な自立農家の経営条件や技術条件、地域性、飼養規模などを想定しつつ、最近における豚舎の構造と標準設計、環境整備ならびに、機械化、電化による効果を述べ参考に供したい。
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