| 近年は、生産施設(ハウス園芸を含む)の大型化、環境整備、生産・流通のための情報システム、農業用ロボットの開発など、これらのどの1つをとってみても近代科学の支援のないものはない。まさに、農業こそ総合科学の実践というにふさわしいといえよう。
本書は、次代を担う農学、農業関係者および生物産業への関心をもつ工学関係者の理解を深めるための参考書として、また、日本農業の明日を拓く農業者の営農設計に役立てられることを念願したものである。第1~第3章は、それらのうちから遠い将来はともかく、明日の農業、畜産および水産に役立つ、努力によっては今すぐ実現可能な電気利用技術について多くの事例をあげて紹介した。そのエネルギー源は、動力、熱、放射エネルギー、情報伝達(エレクトロニクスなど)となり、広範多岐にわたることを示した。なお、第4章は、21世紀へ向けて、それぞれの分野における未来技術を、さらに、環境と調和する新しい農業電化技術について記し参考に供した。
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