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出版物・機関誌「農業電化」
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出版物⑯農業・環境分野における先端的画像情報利用

出版物⑯農業・環境分野における先端的画像情報利用-ファイトイメージングからリモートセンシングまでー

 

  • 体裁:B5判 縦型 横書き 168ページ(口絵とも)
  • 発刊年月:2007年2月
  • 価格:2,860円 (税込) 
  • 送料:390円(一冊分・税込)

 

 

【詳細】

▽概要

リモートセンシングというと、すぐに、人工衛星や航空機からのものを思い浮かべるが、言葉をそのまま解釈すると、植物個体を対象としたイメージングの技術もリモートセンシングの一種と考えてよい。農業や環境分野への利用を考えてみても、プレシジョン・アグリカルチャーのようなIT農業においては、対象の情報を利用しながら低環境負荷で、かつ高付加価値の生産物を得る必要があり、階層的でコンポジットな画像情報の利用が不可欠である。また、地球環境観測においても、生態系の反応と関連づけた解析の重要性が認識されている。

  そこで、本書では、人工衛星や航空機からのリモートセンシングだけに限定せず、イメージセンシングと呼ばれるような近接でのリモートセンシングを含めた農業や環境分野における先端的画像情報利用について、各分野の専門家の方々に執筆を頂いた。研究レベルの話題から実用レベルのものまで様々であるが、各分野の最新の情報が盛り込まれている。

  本書が、農業や環境分野で、画像情報の利用を考えている技術者や研究者、そして学生諸君や一般の農水・環境関係者の方々はもとより、関係装置の設備施設計画製作に携わる技術者の皆様にお薦めできる実用書です。 本書は次の11の章で構成しており、また巻頭口絵では、代表事例をカラー写真で紹介しています。 

 

▽構成 

第1章 - 「農業・環境分野におけるイメージング情報の多角的利用」(大政謙次 、小西充洋、 細井文樹)
第2章 - 「施設園芸・植物工場におけるイメージセンシング」(高山弘太郎、 仁科弘重、 大政謙次)
第3章 - 「農業機械におけるマシンビジョン」(芋生憲司、 海津裕)
第4章 - 「青果物選別システムにおけるイメージ・光センシング」(相良泰行 )
第5章 - 「穀物の生育診断とポストハーベストの品質を予測するイメージセンシング」(保坂幸男)
第6章 - 「フィールドサーバにおけるイメージセンシング」(平藤雅之)
第7章 - 「農業における航空機・衛星リモートセンシング」(石山斉、 三谷歩、 石岡義則)
第8章 - 「森林の3次元リモートセンシング」(大政謙次、 細井文樹)
第9章 - 「植生機能のリモートセンシング」(清水庸 盧珊、 大政謙次)
第10章 - 「水域環境保全のためのリモートセンシング」(沖一雄 )
第11章 - 「合成開口レーダーを用いた農業・環境リモートセンシング」(末廣明生、 野中崇志、 石山斉、 石岡義則)