農業電化協会
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出版物・機関誌「農業電化」
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出版物⑱施設園芸におけるヒートポンプの有効利用

出版物⑱ 施設園芸におけるヒートポンプの有効利用

 

  • 体裁:B5判 縦型 156頁 巻頭口絵カラー4頁付
  • 発刊年月:2009年2月
  • 価格:2,860円 (税込) 
  • 送料:390円(一冊分・税込)

 

 

【詳細】

▽解説文

大気エネルギーを利用するヒートポンプは、経営面では省エネ・省コストであり、環境保全面ではCO2排出量削減効果が大きい、等々の優位性を誇るシステムです。
  農業分野でも、冬季の暖房による開花促進、夏季の冷房による増収・品質向上、除湿による病害抑制・生育促進など多面的に利用されています。
  農業分野への省石油型施設園芸技術導入を官民挙げて推進しつつあるなか、施設園芸へのヒートポンプ導入のための適切な書物の発刊が強く求められていました。
今回の編集に際しては、ハンドブックのように必要な章を取り出して読んでいただけるように、概論編、基礎編、応用編、資料編の4部構成としています。
  ヒートポンプならではの機能を有効に活かし成果を挙げつつある具体的な応用まで幅広く取り上げています。
農業従事者はもちろん普及に携わる技術者、研究者、関心のある学生諸君にお薦めできる好著といえます。

 

▽掲載項目 

まえがき (林真紀夫)
概論編

 第 1章 地球温暖化と燃油高騰を巡る我が国の施策(大田直) 
第 2章 ヒートポンプによる地球温暖化防止  (長谷川浩巳) 
第 3章 施設園芸における省エネルギー技術とヒートポンプ利用 (林真紀夫)

基礎編

 第 4章 ヒートポンプとは (林真紀夫) 
   第 5章 ヒートポンプの種類と特徴  (野々下知泰) 
   第 6章 システム構成と特徴  (林真紀夫) 
   第 7章 ヒートポンプ利用の制約条件とその解決策  (馬場勝) 
   第 8章 暖冷房除湿による湿り空気の状態変化  (林真紀夫) 
   第 9章 暖冷房負荷計算と容量選定方法  (林真紀夫)

応用編

 第10章 ヒートポンプ利用による生産性向上と省力化  (川嶋浩樹) 
   第11章 外気熱源ヒートポンプ利用の実際 (野々下知泰) 
   第12章 ハイブリッド方式  (馬場勝・川嶋浩樹) 
   第13章 今井氏方式  (島地英夫) 
   第14章 水熱源ヒートポンプ利用の実際  (島地英夫) 
   第15章 蓄冷熱槽利用ヒートポンプシステム  (島地英夫) 
   第16章 自然エネルギー利用との組み合わせ利用 (島地英夫) 
   第17章 冷房利用の実際と効果 (川嶋浩樹) 
   第18章 根域冷却利用  (高市益行) 
   第19章 除湿・湿度制御利用  (馬場勝) 
   第20章 苗生産システムでの利用 (大山克己)

資料編

 第21章 農業分野での具体的設置事例 (野々下知泰・川嶋浩樹)  
   第22章 農業用ヒートポンプ機器の各社紹介)・・ (株)イーズ、ダイキン工業(株)、ネポン(株)、

                        日立アプライアンス(株)、フルタ電機(株)、三菱電機(株)